再話

ご褒美に・・。

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昨日、再話の研究会に行ってきました。

忙しかったので

今回は休もうかかなり迷いましたが、

頑張って行ってきました。

前日に池袋西武で“ピーターラビット展”が

開催されていることを知り、

最近の頑張りのご褒美として

帰りに寄ろうと思っていましたが、取りやめに・・。

↑の写真の挿絵集に変更しましたlovely

グリム童話の挿絵の画家、オットー・ウベローテの

“グリム童話挿絵集”です。

なんと、CD付きです。

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箱の中身はCDと本。

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小澤先生は、何故ウベローテの絵が良いと思っているかと言う理由として

「完全に写実的だから」とおしゃっていました。

表紙、ラプンツェルの絵は、今も実在する塔を元に描かれていますが

レンガの一つまでも全く同じなのだそうです。

その、完全な写実的な絵にラプンツェルの長い髪がたれることで

“メルヒェン”になるのだそうです。

母は、がちょう番の娘の、娘がファラダに

「ファラダや ファラダ・・」と話しかけるところの挿絵が一番好きです。

CDが入っているので、

自分で絵葉書を作ってもいいし、

おはなし会のチラシにも使って良いそうなので

一主婦が買うには正直高いですが、

挿絵のCDに小澤先生の解説付きなので

とってもお買い得だと思います。

もちろん、サインを入れてもらいましたよ~heart04

今回は先生に一日お付き合いいただいたので

余った時間にお話についての色々なことを

話していただきました。

こういう話はめったに聞く機会がないので

すごく嬉しい・・happy02

今回は、差別用語について質問しました。

ちょうど3学期に語りたいと思っているお話に

二つとも差別用語が入っていて悩んでいたため、

納得のいく答えがもらえてご満悦の母ですshine

毎回あるわけではないので、すごく貴重な時間です。

ピーターラビットの方は、

母がよくお邪魔しているともさんのブログで

埼玉に美術館があることを知ったので

そこに行くまでお預けにして、我慢しました。

それよりも、パパにこの本を買った事を

言おうか言うまいか

悩み中の母です。gawk

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蚊の由来④(再話)

その時、「兄さん、どこへいくの?待って、行かないで。」

妹が気づいて、追いかけてきました。

「兄さん、行かないで。待ってちょうだい。」

妹は、泣きながら追いかけてきましたが、

三男は、振り向きもせず、一目散に逃げました。

いくら追いかけても止まるようすがないのがわかると、

妹は、くるっと三回宙返りをして、狐になりました。

そして、恐ろしい声で、叫びました。

「こらっ、イノマー・モンチョラー 待て、待つんだ!」

狐になった妹は、ものすごい速さで、ぐんぐん近づき、今にも追いつきそうです。

狐の前足が、三男の肩に届きそうになったその時、

三男はお坊さんからもらったお札を思い出し、緑のお札を一枚、

後ろに投げました。

すると、狐の前に、大きな茨の山があらわれました。

狐は、あちこち茨にささり、血だらけになりましたが、

それでも、茨をかきわけて追いかけてきます。

狐は茨の山を越え、あっというまに三男に追いつきました。

三男は、今度は青いお札を投げました。

すると、狐の前に、一面の海があらわれました。

狐は溺れそうになりながらも、しぶとく追いかけてきます。

そして、また、あっというまに三男に追いつきました。

「ああ、もうだめだ、狐に食べられてしまう。神様助けて下さい。

これが最後のお札です。」

三男は、赤いお札を投げました。

すると、狐の前に、大きな火の山があらわれました。

そして狐は、あっという間に火に包まれて、死んでしまいました。

「これでみんなの仇をうつことができた。」

と思いながら見ていると、灰の中から、スーッとひとすじの煙が出てきました。

その煙の中から、一匹の蚊が出てきて、どこかへ飛んでいきました。

今でも、夏になると、蚊は人間の血を吸いたくて、出てくるのだそうです。

クッ おしまい。

出典:「キムさんの韓国民話」(星の環会)

再話: 母(&おはなし会のO先輩)

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蚊の由来③(再話)

三年経ったある日、三男はふと、家が恋しくなりました。

家族が心配で、どうしても家に帰りたいと思うようになりました。

「お願いです。どうか、家へ帰らせて下さい。」三男はお坊さんに頼みました。

けれども、お坊さんは、三男がまだ狐に勝つ力がない事を理由に、

帰らせてくれませんでした。

それでも、三男があんまりお願いするので、

お坊さんも、とうとう、家へ帰ることを許してくれました。

「まだまだ、お前の力では、あの狐に太刀打ちできないことはわかっているだろう。

 それでも帰りたいと言うのなら、この三枚のお札を持って行くがいい。

 困った時には、これを使いなさい。」

三男は、お坊さんから、緑と青と赤の三枚のお札をもらって、家に帰りました。

「イリオノラー、ごめんください」

声をかけましたが、誰も出てくる様子がありません。

三年前にはあんなに立派だった家が、くもの巣だらけの草ぼうぼう、

荒れ放題で今にも倒れそうになっていました。

「イリオノラー、ごめんください」三男がもう一度声をかけると、

妹が出てきました。

「兄さん、会いたかった。お父さんもお母さんも、

 みんな死んでしまって、ずっとひとりぼっちだったの。

 兄さんが帰ってきてくれて、本当によかった。さあ、中へ入って」

妹は言いました。

そして、三男を部屋に通すと、どこかへ行ってしまいました。

「妹一人だけと言う事は、みんな食べられてしまったにちがいない。」

三男が、家族の死を悲しんでいると、

どこからか、何か、変な音が聞こえてきます。

スースー スースー  

音は、台所からしていました。

ー続くー

出典:「キムさんの韓国民話」(星の環会)

再話: 母(&おはなし会のO先輩)

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蚊の由来②(再話)

今度は三男が牛の番をすることになりました。

三男はとても賢かったので、兄さんたちのように眠ってはいけないと

煎った大豆を袋に入れて、モスン達と牛の番に行きました。

牛小屋に着くと煎り豆の袋を置き、眠くなると煎り豆をかじって

ずっと眠らないでいました。

真夜中になると、どこからか、ふーっと生温かい風がふいてきました。

モスン達は眠ってしまいましたが、三男は眠ったふりをしていました。

すると、白い影がさして、妹が牛小屋へ入っていくのが見えました。

三男はそっと目を開け、息をころして妹の様子を伺っていました。

妹は、牛の尻尾を持ち上げたかと思うと、お尻から牛の心臓を取り出し、

食べてしまいました。

三男はおどろいて気絶してしまいました。

目が覚めると朝になっていて、やっぱり牛は死んでいました。

三男はお父さんとお母さんに、昨日の夜牛小屋で見たことを話しました。

でも、二人とも信じてはくれませんでした。

「女の子が欲しくて欲しくて、やっと授かったのに。

 あの子が化け物だなんて、そんなはずがない!

 おまえは、何て馬鹿な事をいうんだ。

 そんなことを言う奴は、この家から出て行くがいい。」

三男は家から追い出されてしまいました。

山道をずっと歩いていくと、山奥にはお寺があって、

そこには立派なお坊さんがいました。

三男はお坊さんに、これまであったことを、すべて話しました。

お坊さんは、

「残念だが、おまえの家にいる妹は、人間ではない。妹に化けた狐だ。

 だが、その狐を退治するには今のおまえの力ではとても無理だ。

しばらくこの寺で修行を積むがいい。」と、教えてくれました。

それから三男は、このお寺で修行を始めました。

朝早くから掃除をし、お経を習い、お説法を聞き、

毎日毎日、とにかく一生懸命修行に励みました。

ー続くー

出典:「キムさんの韓国民話」(星の環会)

再話: 母(&おはなし会のO先輩)

昨日、韓国語の先生に「イエンナルイエンナル」の発音を聞きました。

どうみても韓国語で「イエンナルイエンナル」と書いてあるのですが、

語っていた金(キム)さんは、「イエンナルイエンナレー」と言っていたので

先生に聞いてみたら、「イエンナルイエンナレー」と言うことも

あるのだそうです。

母はやっぱり、イエンナレーの方がいいのでそっちで語りたいと思いました。

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蚊の由来①(再話)

イェンナル イェンナル  ホランイガ タンベ ピドン シジョレ 

むかし むかし      虎が煙草を吸っていたころ

あるところに、お金持ちの夫婦がいました。

その夫婦には、三人の男の子がありましたが、女の子はいませんでした。

「神様、どうか女の子を授けてください。」

お金持ちの夫婦は、いつも神様にお願いしていました。

やがて、願いが叶って、かわいい女の子が生まれました。

お金持ちの夫婦は、その女の子を大事に大事にそだてました。

女の子が七歳になったころのこと。

お金持ちの家で不思議なことが起こるようになりました。

飼っている牛が、毎晩一頭ずつ、死んでしまうのです。

血は一滴も流れていません。

傷一つなく、病気でもありません。

何故死んでしまうのか、誰にもわかりませんでした。

心配になったお父さんは、三人の息子たちを呼んで言いました。

「このままでは、家の牛はみんな死んでしまう。

 今夜から、牛が死なないように見張っていてほしい。」

まず最初に、長男が牛の番をすることになりました。

モスンを何人か引き連れて、牛小屋の前で見張っていました。

真夜中になると、どこからか、ふーっと生温かい風がふいてきました。

その風にあたったとたん、皆、眠ってしまいました。

長男とモスンが目覚めた時には、朝になっていました。牛は死んでいました。

そこで、次の晩は、次男が牛の番をすることになりました。

モスンを何人か引き連れて、牛小屋の前で見張っていました。

真夜中になると、また、どこからか、ふーっと生温かい風がふいてきました。

その風にあたったとたん、皆、眠ってしまいました。

次男とモスンが目覚めた時には、朝になっていました。

やはり、牛は死んでいました。

ー続くー

出典:「キムさんの韓国民話」(星の環会)

再話: 母(&おはなし会のO先輩)

当時、昔ばなし大学は近くで開催していなかったので、

絵本を軸に自分が聞いた金さんの語りを加えて再話し、

昔ばなし大学経験者のO先輩に手直しをお願いしました。

始めの「イエンナルイエンナル・・」は韓国語です。

意味は「昔むかし、虎がタバコを吸っていたころ」で、

「虎がタバコを吸うほど昔の話ですよ」という意味らしいです。

金さんからこの話を聞いた時、絶対自分も語ろうと思っていました。

韓国語で始まるところがお気に入りの母です。

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